現地は台風7号の影響もなく、森林の表土もきのこ類が多数自生しています!

サビイロオチバタケ ブナシメジ キツネタケ 活動日記
サビイロオチバタケ ブナシメジ キツネタケ 菌根菌 腐生菌 朽木野鳥を守る会

皆様、こんにちは!

もう本当に今年は猛暑が続きますが、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

当会が「里山復活」を目指しています「朽木グリンパーク」ですが、台風7号が8月15日近畿地方直撃と予報されましたが、ちょっと進行方向がずれたため、現地は大きな被害を受けることなくホッとしています。

この台風7号通過後の8月16日、現地がどのようになっているのか調べるため、当会員様が現地に朝から出向いて下さいました。

しかし、国道367号線は土砂崩れのため通行禁止!迂回して、161号線から朽木に入り、「朽木グリーンパーク」全体を見に行っていただき、一周して大きな被害はなく雨が降っただけというご報告をいただきました!なんて嬉しいお知らせでしょう!このように現地をこよなく大切に思ってくださる会員様に感謝いっぱいです。

この後、8月18日私は現地に出向き

去年植樹しました「ヤマハギ」元気に育っています!

心配しましたのは、鹿よけネットです。でも、台風7号の影響も全く無かったのが嬉しかったです。

ヤマハギを側面から見ても、十分育ち、

この10本中3本は、成長が遅れていますが大丈夫です。

今年植樹した「とちの木」等も、全く影響もなく、すくすくと育っていました!

しかも、長い間雨が無かったため、水不足に陥っていないか等も心配しましたが、さすがたくましい土壌です。

他にも、アカメガシワ5本、全部、ドンドン成長していました。

表土回復実験を行った土壌には、あちこちの倒木周辺にサビイロオチバタケ?が自生し

腐生菌ならサビイロオチバタケ?かもしれないが、菌根菌ならキツネタケ?かも・・・分かりません。

それともブナシメジにも似ているようで・・・・

腐生菌は、生態系における循環システムの維持に役立ち、植物や動物の遺体などの有機物を分解して無機物へ還元し、植物の栄養として土へ戻す役割を果たしているそうです。他の菌類や微生物が分解できない難分解性の物質であるリグニンを含む樹木の幹や枝なども分解することが出来、森林が枯れ木や落葉で埋め尽くされないのは“森の掃除屋”と呼ばれる腐生菌のリグニン分解パワーのおかげと言われているようです。

菌根菌は、土壌中で植物の根よりも広範囲に拡がり、さまざまな物質を分解する酵素の分泌により、植物の水や無機養分の吸収を促進し、植物は単独で生きるよりも、菌根性のきのこと共生することで、より多くの水や栄養を吸収することが出来て、細根部が菌糸に覆われることで、乾燥や病害に対する抵抗性が高まります。

上記内容は、農林水産省参照です。

不思議がいっぱい!きのこの生態と豆知識:農林水産省 (maff.go.jp)

この表土回復実験の近くには、ツチアケビが多数実っていました!

このツチアケビ、ラン科の植物で葉緑素を持たない寄生ランのようで、突如真っ赤な果実でしたので驚きでした。

このように、真夏の季節でも多数のキノコ類が自生し、森の掃除?をしてくれているのかもしれませんネ。

 

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました