皆様、こんにちは!
5月15日(日)無事に「ヤイロチョウを呼び戻そうプロジェクト2」を現地にて実施出来ました事と、新たな発見も多数ありましたので、ご報告します。
このプロジェクトの参加者は、10人でした。
2カ所に牛糞たい肥を用意しましたので、台車に乗せて分散し
これを、現地の腐葉土と混ぜ合わせるのですが、
土壌の表土は固いので、ツルハシで掘り起こし
硬い腐葉土と混ぜながら開墾します。
去年も同じく実践し、超重労働でしたが、
30分ごとに休憩し・・・・皆さん、元気ハツラツで笑顔です!
去年ははじめてだったので4時間かかりましたが、今回は去年の経験が生かされたのか、約3時間で無事完了しました!
そして、4月に植樹した「ヤマハギ」は
ドンドン10株共に成長し
去年のアカメガシワも、根元から新芽が出ています!
このアカメガシワも、鹿除けネットを張り付けていますが
このネット下部分から小動物が入らない様、釘付けも実施していただきました。
そこで、現地にて色々表土を見てみると
ギンリョウソウがあちこちで咲いているのです!
このギンリョウソウは、キノコのような見かけですがツツジ科の植物です。葉緑素を持たないために、光合成を行う他の樹木、その根に共生し栄養を仲介するキノコ類が必要で、また種子は枯死植物を食べる昆虫(モリチャバネゴキブリ)によって拡散されます。落ち葉の下の豊かな生態系が地上に現れたひとつの例でしょう。
要は、去年表土回復実験をした結果、開墾した土壌にモリチャバネゴキブリがこのギンリョウソウを食べて、糞として種子を周辺に蒔いてくれたおかげで、多数のギンリョウソウが見られるようになったと考えています。ですので、モリチャバネゴキブリが多数出ている可能性が高いのではないかと思います。
他にも珍しい植物も多数見られましたので、今後に期待したいです。
参加者9人の写真と
私が右端に入った写真です。
現地に行くと、いつも新たな発見がありますので、今後も経過観察しようと思います。