令和5年6月 植樹種選択や植樹後の経過観察情報

エゾビタキ 活動日記
コサメビタキ・エゾビタキ・サメビタキ 渡り鳥 朽木野鳥を守る会

皆様、こんにちは!

当会活動が去年より多種多様になり、何かと行事優先等によって更新が遅くなってしまい、申し訳ございません!

今までの植樹選択理由等や、今季4月に植樹した樹木の成長等をお知らせいたします。

先ず当会が行っています植樹は、植生回復のトリガーとして、鳥類に好まれる実を結ぶ樹種を選ぶことで、鳥類による種子撒布効果を期待しています。

2023年6月17日撮影

アカメガシワ、2021年に5本植樹し、現在、ドンドン成長しています。

このアカメガシワは、当地近辺にも見られ、結実期に多くの鳥が集まっていることや、成長が早く、結実の効果が数年で期待できることです。

2023年6月17日撮影

2022年には、ヤマハギを10本植樹し、現在、10本共に勢いよく成長しています。

2023年6月17日撮影

このヤマハギは、低木であるヤマハギ自体とともに、強制する根粒菌の窒素固定効果によって草本の成長を促し、茂みを形成する効果が期待できます。この期待通り、ヤマハギ周辺には草本が色濃くみられ、昆虫類増加等も期待できます。この他にも、鹿の食害に対し、発芽が早く、再生力が強いことです。

2023年6月17日撮影

今年2023年4月に植樹しましたミズキやコバノガマズミ等ですが、全て順調に育っています。

クヌギ 2本 カブトムシや昆虫が集まり、どんぐりが実る木で、カケスやリス・ネズミ等が実を集め貯食効果が期待できます。

コバノガマズミ 2本 秋に赤い実が実り、ヒタキ系やカシラダカ等の好物

トチノキ 4本  白い花が咲き、この花の蜜がハチミツの源になり、蜜源植物として生物多様性が期待できます。

ナナカマド 2本 冬に赤い実が実り、ツグミ系やレンジャク・ウソ等が好む果実

フサザクラ 2本 冬に茶色い実が実り、ウソやマシコ系の好物

ミズキ 2本 秋に黒い実が実り、ヒタキ系やカラ類の大好物

等々。

今年は多種の植樹でしたが、どれも朽木で生息している樹木の種から育てた苗で、本来、この現地で育つはずの種々ばかりです。

これらの植樹した樹木の成長を見ながら、里山環境保全に役立てば幸いです。

 

 

 

 

 

 

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