皆様、こんにちは!
今年も後わずかになりましたが、今季の朽木現地での絶滅危惧種や希少種等の野鳥繁殖結果を、まとめてご報告します。
1,ヤイロチョウ(絶滅危惧種)飛来・繁殖
ヤイロチョウ、今季は6年ぶりに朽木にて3か所の繁殖を確認しました! (会員様提供)
これは本当に素晴らしい結果です!私たちが求めていたヤイロチョウ飛来・繁殖です!
引き続き、来季の飛来繁殖を願い、表土回復実験等継続しようと思います。
2,ハチクマ(準絶滅危惧種)
今年6月に、去年と同じ個体?のハチクマを確認しましたが、この後、見られずでした。
飛来はしてくれましたが、繁殖したかまでは分かりませんでした。
また、来季も飛来・繁殖してほしいです。
3,ブッポウソウ(準絶滅危惧種)飛来・繁殖
今季は、間違いなく30羽以上の飛来を確認しています!
現地では、♂♀幼鳥2羽までは飛来・繁殖を確認し、9月9日に幼鳥を含む約30羽の飛来も確認しました。おそらく、この周辺で大量に繁殖した可能性が高く、来季はもっと巣箱を有効活用できるように設置場所や範囲を検討し直す予定です。
4,ヨタカ(準絶滅危惧種)
現地にて、今季も3か所から鳴き声等確認していますので、繁殖した可能性が高いです。ただ、夜行性ですので撮影は難しく、今後の課題です。ただ、表土回復実験地に毎年、飛来しているので何等かな可能性があるかもしれません。
5,アカショウビン(準絶滅危惧種)
今季も3か所で、飛来・繁殖の確認をしましたが、本当に神経質で撮影は難しかったです。
この中で、1羽のアカショウビンはずっと1か月位鳴きっぱなしで、繁殖できたかは分かりませんでした。来季に期待したいです。
6,サンショウクイ (絶滅危惧種)
今季もサンショウクイは多数飛来し、繁殖しましたが、温暖化の影響なのか、毎年8月までに親子ともども渡りますが、今季は8月もまだいました。毎年の大量飛来・繁殖は本当に嬉しい限りです。
7,フクロウ(準絶滅危惧種)
今季も表土回復実験地周辺で確認出来ましたが、繁殖したかは分かりませんでした。
でも、この実験地周辺が餌場になっているようですので、引き続き表土回復実験を継続しようと思います。
8,サシバ(希少種)
今季も4~5か所にて、飛来・繁殖を確認しています。このサシバも、毎年8月頃には渡りますが、9月中旬までいましたので、温暖化の影響かもしれません。引き続き、今後も注視しようと思います。
9,オオコノハズク・コノハズク(絶滅危惧種)
残念ながら、今季もオオコノハズク・コノハズクは、鳴き声等確認出来ませんでした。
来季こそ、期待したいです。
10、クマタカ(絶滅危惧種)
今季は、3か所にてクマタカの繁殖を確認しました。それぞれ幼鳥も見られ、子育てに奮闘しているクマタカが、とっても印象に残っています。たまたま、3か所見られたのかもしれませんが、これは大きな成果ですネ。
以上が10種類の絶滅危惧種や希少種の飛来・繁殖の結果ですが、今季は準絶滅危惧種のイスカが大量に飛来しています。現地に飛来し、もう1か月半以上経過していますが、まだ100羽以上はいます。
このままですと、現地にて繁殖してくれるかもしれません!しかも、12月には♂♀が求愛していましたので、今後も目が離せないです!
そして珍しいのは、ヤマハギ飛来です。これも夜行性ですので撮影は難しいですが、何度も姿を見ました。
以上、朽木現地での絶滅危惧種や希少種の野鳥飛来・繁殖結果をご報告いたします。
どうか、来季も多数の飛来・繁殖が継続しますよう、当会の活動もそれぞれ修正しながら継続していこうと思います。