2025年 絶滅危惧種や希少種の繁殖状況結果報告3年連続 ヤイロチョウ飛来!アカショウビン多数繁殖!
皆様、こんにちは!
2025年も後わずかになってきました。
では、2025年度の朽木にて絶滅危惧種や希少種の野鳥繁殖について結果をまとめてご報告します。
1,ヤイロチョウ(絶滅危惧種)飛来・繁殖

今年も3年連続飛来が確認出来ました! (会員様提供)
この個体、1週間以上鳴き続け何度も鳴き声を確認出来たが、撮影は極めて難しかったです。それでも撮影出来たこの写真は本当に素晴らしい!
他にも3組の鳴き合いを確認出来、飛来が常習的になってきた気がします。
ただ、どこで繁殖したのかは確認出来なかったです。でも餌場として飛来しているのは嬉しい。
2,ハチクマ(準絶滅危惧種)

今季も飛来しています。(会員様提供)
しかし、朝夕の早い時間帯や遅い時間帯しか現れず、確認がなかなか取れなかったが去年と同じ個体かは分からなかったです。
3,ブッポウソウ(準絶滅危惧種)飛来・繁殖

今季は6月7月に見られ、間違いなく繁殖に飛来しています。(会員様提供)

ただ、当巣箱を利用したかはまだ確認が取れていません。(会員様提供)
毎年試行錯誤を重ねた当巣箱、是非ご利用下さいませ!
4,ヨタカ(準絶滅危惧種)
今年の夜行性野鳥観察会で目視出来ました。キョッキョっと鳴くヨタカ、個体数は去年と変わらず3~4羽は表土回復実験箇所で確認出来ました。
5,アカショウビン(準絶滅危惧種)

今季はアカショウビンの繁殖を多数の箇所で確認出来ました!(会員様提供)
毎年、表土回復実験している箇所に餌場として飛来しているが、一か所で3組以上確認出来、この周辺をあわせて14~5組の繁殖が見られた。

その中で一か所では見事な飛翔も撮影され (会員様提供)

ただただ圧巻の美しさに感動です!(会員様提供)
この繁殖箇所では、当会員にて見守り隊を発足し情報拡散にならないよう細心の注意を図りました。
どうか、来季も多数飛来しますように!
6,サンショウクイ (絶滅危惧種)

間違いなく多数の飛来・繁殖を確認出来ています。(会員様提供)
このサンショウクイは幼鳥で、巣立ち後1か月もたたない個体だと思います。
毎年、サンショウクイ飛来数は増え続けているように感じています。
7,フクロウ(準絶滅危惧種)

今季も鳴き声は聞こえるのですが、撮影は出来なかったです。
個体数が減っているようには感じないが、増えているようにも見えず今後の課題です。
8,サシバ(希少種)

間違いなく5組以上の繁殖が確認出来ています。(会員様提供)
毎年同じ個所で繁殖が確認出来ているが、もっと他にも繁殖箇所は多数あるようにも感じています。
9,オオコノハズク・コノハズク(絶滅危惧種)
残念ながら、今季もオオコノハズク・コノハズクは、鳴き声等確認出来ませんでした。
来季こそ、期待したいです。
10、クマタカ(絶滅危惧種)

今季も春夏までに何度も鳴き声も確認出来たが、撮影は難しかったです。(会員様提供)
ただ周辺でも繁殖があったようですので、個体数は変わらずではないかと思います。
以上が10種類の絶滅危惧種や希少種の飛来・繁殖の結果ですが、今季も3年連続ヤイロチョウ飛来は本当に嬉しかったです!そしてアカショウビンの繁殖もかなり増えています!
年々絶滅危惧種や希少種の渡り鳥も飛来数が増えてきている事実に感動していますが、やはり森林保全活動の成果も大いに関係していると考えています。

そして当会の情報を随時、HP・facebook・Instgram・Xにて公表していますが、facebookでは1サイトの閲覧数が1.2万等驚きです!しかも国内96%でした。
いつも素晴らしい写真をご提供いただいていますので、このように閲覧数も増えているように思います。毎回、本当にありがとうございます。
この生物多様性に関する野鳥保全活動に、多数の方々が興味をもっていただければ幸いです。
今後も活動内容を微調整しながら、保全活動に尽力しようと思います。
