皆様、こんにちは!
では、令和5年11月26日グリーンパーク想い出の森ふぉれすと館にて実施しました「第2回講演会」生物多様性の基礎知識を、京都大学野鳥研究会会長の一色氏にご講演いただきましたのでご報告いたします。
講演は自己紹介から始まりました。
大学入学以前より野生生物と人間の共存や生物多様性保全といった分野に関心があり、学部1回生のときにビオトープ計画管理士2級資格(日本生態系協会)を取得されたようです。
一色氏によれば、「保全に関して勉強するだけでは本会が朽木の野鳥を保全することはできないが、学問によって得られた知見を朽木に適用・拡張することが重要。すなわち、勉強は当然必要。」とのことでした。
次に、「生物多様性保全の意義」について参加者全員がディスカッションを行いました。
それぞれなぜ保全に携わっているか、保全をする意味は何かということについて意見を述べていただきました。
例えば、環境破壊・生物多様性の危機感・絶滅危惧種の野鳥等について、現状をどのように考えているのか、などなど。
一色氏によると、大学生のなかには、
環境倫理や予防原則等、保全の意義を認める意見もある一方で、もう手遅れだから無意味・自然の摂理などの理由で意義を認めない意見もあるようです。
では、私たちはどうか
・・・・
参加者全員の意見が、ホワイトボードに書かれています。
一色氏がいろんな意見を書き込み、答えの見えない問題に会場中は大いに盛り上がりました!
幸いにも、この参加者全員が「手遅れだから意義がない」という意見は無かったです。
特に、生きていくには環境を保全しなければならない・人間が一方的に自然から恩恵を搾取する構造は倫理的に許されないという共通の認識がありました。
この中でも、一度壊れてしまったら再生困難であることや実は保全と営利は真反対ではないというような鋭い意見も出され、皆さんお互いに刺激を受けた会になったのではないでしょうか。
皆様の生の意見は貴重でしたネ!
最後に、原氏一色氏のご挨拶をいただき、終了です。
生物多様性については、目に見えない環境変化もありますので、日々の生活全般から環境保全にもっと注目していきましょう。
今回の第2回講演会、京大野鳥研究会の方々にもご参加いただき、誠にありがとうございまし
た。
今後もコドラート法実験は継続し、生物多様性についても学びの場を作っていこうと思いま
す。